老齢年金はいくらもらえる?平均額と2階建ての仕組み

老齢年金はいくらもらえる?平均額と2階建ての仕組み お金と制度

親の介護や施設、そしてこの先の生活費を考えるとき、出発点になるのは「親の年金はいくらか」です。ただ、いきなり実額を聞く前に、世の中の相場を知っておくと話がしやすくなります。

この記事では、老齢年金の平均額と、金額が何で決まるかという2階建ての仕組みをまとめました。自分の老後を見積もる物差しにもなります。

仕組みは2階建て

  • 1階=老齢基礎年金。国民全員の土台で、満額は年847,300円(月約70,600円・2026年度)。40年納めて満額、足りない期間があるぶん減ります
  • 2階=老齢厚生年金。会社員・公務員として働いた期間の上乗せで、現役時代の給与と加入期間で決まります

つまり「どこでどれだけ働いたか」がそのまま金額の差です。自営業中心なら1階だけ、会社勤めが長いほど2階が厚くなります。

平均はいくらか

受け取り方平均月額
厚生年金(基礎年金を含む)151,086円(男性169,967円・女性111,413円)
基礎年金のみ59,376円
厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より

よくある夫婦の形で見ると、会社員だった父+専業主婦が長かった母なら、世帯で月23万円前後が平均像です。父が基礎のみなら、世帯で月12万円前後まで下がります。

男女差が大きい点は、父が亡くなったあとの母の生活を考えるうえで効いてきます。女性の厚生年金は平均11万円。ここに遺族厚生年金が足される形です。

額面と手取りは違う

年金からは、介護保険料・国民健康保険料(75歳からは後期高齢者医療保険料)・所得によっては税金が天引きされます。手取りは額面より1割前後少なくなるのが普通です。

施設の月額費用と比べるときは、この手取りベースで考えてください。

平均の次は、わが家の実額

平均は物差しにすぎず、判断に使うのは親本人の実額です。年金振込通知書などで確かめる方法と、聞きにくいときの切り出し方は、親の年金はいくらか。把握する方法と、聞きにくいときの切り出し方の記事にまとめています。

年金だけで介護費用が足りないときの制度は、介護のお金が足りないとき。負担を減らす制度は段階的にあるの記事に書いています。

まとめ

年金は基礎(満額で月約7万円)+厚生(働き方で決まる上乗せ)の2階建て。平均は厚生年金で月15.1万円、基礎のみで5.9万円、男女差が大きい。手取りは額面の1割減が目安です。

相場がわかったら、次は親の実額の確認へ進んでください。

出典(2件)

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さちこ

初めての手続きは、誰でも戸惑います。私自身がそのときに慌てないよう調べたことを、手引きの形で残しています。元地方公務員・FP2級。

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