ケアマネジャーの決め方。合わないときは変更もできる

ケアマネジャーの決め方。合わないときは変更もできる 介護保険・要介護認定

要介護の認定が出ると、次に「ケアマネジャーを決めてください」と言われます。ただ、どう選べばいいのかは、誰も教えてくれません。

ケアマネジャーは、介護が続く間ずっと付き合う相手です。そして、合わなければ変更できます。

この記事では、ケアマネジャーの役割と費用、探し方、決めるときに見るところ、変更のしかたをまとめました。

ケアマネジャーの役割と費用

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護の設計と調整の担当者です。仕事は主に4つです。

  • ケアプランを作る(どのサービスを、週何回、どの事業者で使うか)
  • サービス事業者との契約や調整をする
  • 毎月、自宅を訪問して状況を確認し、プランを直す
  • 区分変更や施設の相談など、介護全般の窓口になる

利用者の自己負担はありません。ケアプラン作成の費用は全額が介護保険から出ます。無料だからと遠慮する場面ではなく、使い倒してよい相手です。

なお、要支援1・2の場合はケアマネを自分で探す必要はなく、地域包括支援センターがプランを担当します。この記事は要介護1以上が前提です。

探し方

ケアマネジャーは「居宅介護支援事業所」に所属しています。探す入口は3つです。

  • 地域包括支援センターで、地域の居宅介護支援事業所の一覧をもらう。相談すれば、状況に合いそうな事業所も教えてくれます
  • 入院中なら、病院の医療ソーシャルワーカーに紹介を頼む
  • 厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で検索する(事業所の体制や人数が見られます)

一覧をもらったら、家から近い事業所に電話し、「新規で相談したい」と伝えます。空きがあれば面談になり、契約すれば担当が決まります。

決めるときに見るところ

資格は同じでも、経験と得意分野は人によって違います。最初の面談で見ておきたいのは、この4つです。

最初の面談で見るところ

  • 本人の話を聞いてから提案するか。家族の話だけで進めないか
  • 説明が具体的か。費用の見込みを数字で出してくれるか
  • 連絡の取りやすさ。電話やメールへの反応の速さ
  • 医療との連携。持病がある親なら、看護師出身や医療系母体の事業所という観点もあります

相性は数回やり取りしないと分かりません。最初の選択で決めきれなくても、あとから変えられるので、まず始めることを優先して構いません。

合わないときは変更できる

連絡が遅い、提案が固定的、本人と合わない。そう感じたら、変更は制度上まったく問題ありません。

変え方は2段階あります。

  • 同じ事業所の中で担当を替えてもらう。事業所の管理者に伝えます
  • 事業所ごと変える。新しい事業所に「変更したい」と伝えれば、引き継ぎの手続きは新旧の事業所間で進みます

気まずさで我慢する人が多いですが、変更の理由を細かく説明する義務はありません。言いにくければ、地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に間に入ってもらえます。

変更しても、いま使っているデイサービスなどの事業者はそのまま続けられます。プランの担当者が替わるだけです。

不満が「変更するほどではない」段階なら、まず要望をそのまま伝えます。月1回の訪問時間を変えてほしい、連絡はメールにしてほしい、といった調整で解決することも多いです。

まとめ

ケアマネジャーは介護の設計と調整の担当で、自己負担はありません。探す入口は地域包括支援センターの一覧が基本です。

面談では、本人の話を聞くか、説明が具体的か、連絡が取りやすいかを見ます。合わなければ、担当替えも事業所の変更もできます。

この記事は2026年8月時点の制度で書いています。

出典(2件)

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さちこ

初めての手続きは、誰でも戸惑います。私自身がそのときに慌てないよう調べたことを、手引きの形で残しています。元地方公務員・FP2級。

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